夜な夜な倉庫のような建物から響いてくるのは素敵な三線の音色。
週二回開かれるその教室の名前は「次郎民謡研究所」。
月謝は驚きの「2000円!!」。宮古島でコスパ最強!?の三線教室を紹介。
アクセス
「次郎民謡研究所」へは宮古空港から市街地に向けて北に約5km、車で10分ほどの距離に位置し、近くには「盛加越公園」や「サンエーサンエーショッピングタウン宮古食品館」等があります。



ちなみに「次郎民謡研究所」とグーグルで検索しても詳細の場所はHITしません。
なお、カーナビに住所を入力する際は三線教室の表にある「ペンションジロー村」の住所である「沖縄県宮古島市平良東仲宗根491」と入力するとスムーズに向かう事が出来ます。
ペンション裏が教室
「ペンションジロー村」の裏に行くと、倉庫?のような建物があり、そこが「次郎民謡研究所」の三線教室となります。
お気づきかも知れませんが表の「ペンションジロー村」は三線教室の先生が経営するペンションでもあり、
また、先生はペンション以外にも「三線工房」や、コーヒーやレモンを栽培する「ジロー農園」をやったりと手広く色々しております。
いったい本業はなんだろう・・・。と思うばかりです。
「次郎民謡研究所」
教室内は意外に広く、机は縦に2列並べられ、生徒の数が多い時はこの席が殆ど埋まる程です。
よく教室に通っている生徒の数は20名程で、地元の方や、転勤族の方、中にはロングバケーション中の方等、もいらっしゃいます。

教室の壁には所狭しと「三線」が並べられ、これらの三線は「販売用」や教室で使う「練習用」となります。
なお、販売用の三線は高いもので10万近くする物があります。
手ぶらで十分
三線を習う際、最低限必要な「三線」、「ツメ」、三線の楽譜である「工工四(くんくんしー)」は全て教室で準備されており、もちろん無料で借りる事が出来ます。

オーダーメイド
三線が上手くなるにつてれ、どうしてもしくなるのが「マイ三線」。
一言で「三線」と言っても使用する材料、革の張り方によって「音」が全然違ってきます。
上記で説明したように、先生は「三線工房」もしており、予算に応じて自分好みの三線を作ってくれます。
「宮古民謡保存協会」
「次郎民謡研究所」は「宮古民謡保存協会」に属しているため、習う三線は99.5%「宮古民謡」となっております。
そのため、沖縄の三線の曲で有名な「BIGIN」の「島人の宝」や「三線の花」、「ハイサイおじさん」「遊び庭(あしびなー)」、「唐船ドーイ(とうしんドーイ)」、「海の声」といったメジャーな曲は習いません

教室で習うのは使用する工工四の目次を見ても分かるように、全然聞いた事もない「宮古民謡」ばかりです。
基本は同じ
メジャーな曲は習わなくても、三線の引き方、工工四の読み方さえ習えば後は自分で練習出来ます。
基本さえ教室で教えてもらえば、後は自分で引きたい曲の工工四を探してくるだけでだいたい引けるようになります。
「宮古民謡」だろうが「BIGIN」の曲だろうが基本は一緒です!!
発音が難しい「宮古民謡」
沖縄本島の方言(イントネーション)は宮古島の方言(イントネーション)とは全然違います。
そのせいか「宮古民謡」で歌う曲は発音が難しく、同じ沖縄県民である本島の人でも独学で「宮古民謡」を覚えるのは至難の業。
工工四を見て三線を引くぐらいでしたら、独学でも練習すれば、殆ど人はだいたい出来ると思います、本当に難しいのは「歌を歌いながら、立って三線を引く」。
三線は「歌えて」「引ける」の二つが出来てやっと合格です!!。
週二回で月謝2000円
教室は週二回(水・土曜日)20:00~22:00に開かれます。
だいたい、20:00~21:00までは「本調子」の曲を練習し,21:00~22:00までは「二揚げ」の曲を練習をします。
中には、21:00に帰られる方や、逆に仕事の都合で21:00以降参加される方もいらっしゃいます。
いつ帰ろうが、いつ来るかは、生徒の自由。特に連絡の必要はない「ぬるーい」感じの教室です。

なお、最近では新人の数も多くなり、新人用にと月曜日も教室を開ける話も御座います。
興味がある方は一度先生に確認をしてみて下さい。
三線体験
観光客用なのか? 10:00~11:00 or 14:00~15:00の時間帯には「三線体験教室」もやられているようですが、「1回1500円」。
「ワンツーマン」で教えてくれるので、短期の観光や、夜時間がない方にはおススメです。
「次郎民謡研究所」まとめ
- 名前:「次郎民謡研究所」
- 住所:沖縄県宮古島市平良東仲宗根491
- 曜日:週二回(水曜日・土曜日)(新人は月曜日?)
- 時間:20:00~22:00
- 料金:2000円
- 関連URL:「ペンションジロー村」HP・「次郎農園紹介」
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